メディペットでわかる30項目の解説 | メディペット 犬と猫の病気と健康度チェック
1.痛み
イヌやネコは痛みを言葉で表現することはできませんが、痛みがあると食欲が低下したり、元気がなくなったりいら立って噛み付く、ひっかくなどの行動をとります。
ケガや炎症、そのほかいろいろな病気で痛みは起こり、イヌやネコにとって苦痛は耐えがたいものですから、それを取り除いてやることが必要です。
2.ストレス
しつけによって自分の本能的な欲求をある程度おさえたり、人間やほかの動物との付き合い方を身につける能力をもっています。
犬やネコがこのような性質を軽視されたり、無視された環境に長い時間おかれると、それはその動物にとって強いストレスになり、ついには我々人間と同じように心の病となってあらわれ異常な行動をとらせることになります。
3.悪性新生物(ガン)
動物のための医療が進歩したことや、動物を飼育する環境がよくなったことから最近10年間で平均寿命は明らかに延びました。
それに伴い感染症などで亡くなる動物は少なくなりましたが、その反面がんが増えてきました。人間と同じように動物のがんも治療が困難な場合が多いので早期発見により治療をすることが大切です。
4.糖尿
糖尿の原因の1つは太りすぎです。
運動量が少ないのに食べ物をたくさん与えると太ります。
5.心臓
特にイヌの代表的な心臓病に、フィラリアという寄生虫が心臓の内部に寄生することによっておこる病気があります。
この病気が進行すると、食欲不振や貧血、呼吸困難、やせるなどの症状が出て重症になることがあります。
この病気は蚊が媒介します。また心臓の病気には先天性のものがありますが、目立った症状が現れずに気づかれないこともあります。
6.胃腸
食欲不振、嘔吐、便秘、下痢などの症状をひきおこす消化器(胃や腸)の病気はイヌやネコには日常的に見られるものです。
腐敗した食べ物や異物、有害な化学物質などを食べると胃や腸の粘膜がそこなわれ、急性あるいは慢性の症状がおこります。
7.アレルギー
人間と同じように動物もアレルギーになります。
アレルギーをおこす原因となる物質(アレルゲン)を口や鼻から吸い込んだり、あるいはアレルゲンに触れたときになります。
8.白内障
年をとると老化現象として目の水晶体がくもり(白内障)視力が低下したりします。
このような時は家具の配置を変えないようにし、散歩の時には危険にあわないように注意しましょう。
9.耳
イヌやネコの耳はすぐれた集音装置で小さな音まで敏感にとらえることが出来ます。
耳は比較的大きく病気になることも多いところです。
特に耳が垂れていたり、毛の長いイヌやネコは耳の病気にかかりやすいので注意しましょう。
10.関節
肥満と加齢により足の関節や靭帯が切れる病気が増えています。
これは加齢によって靭帯が弱くなり肥満のためひざ関節にかかる負担が大きくなるためです。
突然片足を上げて歩くようになり進行すると二次的に関節炎を生じて歩行の異常が残ります。
また痛みを伴います。
11.染色体
イヌやネコは本来生物学的に自然環境の中で生まれ雑種としてよい環境で過ごせば長命です。
しかし「純粋種」とか「純血種」と呼ばれる動物はさまざまな特性をもつ品種の交配によって生まれた雑種どうしを何世代も交配させ遺伝的に固定したものです。
そこで純粋種とは違い遺伝欠陥や奇形、染色体などの病気を持つことが多くなります。
また色々な病気になりやすい特徴をもちます。
12.血液病
血液学的な病気としては溶血性貧血が多く見られます。
自分の体を守るための免疫機能が自分の赤血球を攻撃して壊してしまうため貧血がおこります。
原因は不明ですが症状は急に現れることが多いのがこの病気の特徴です。
13.皮膚炎
イヌやネコの体はたくさんの毛が生えた皮でおおわれています。
皮膚は体からむやみに水分を奪われないようにし、体をさまざまな細菌や有害な物質から守り、体温を調節しています。
14.感染症
地球上にはウイルスや細菌などさまざまな微生物がいます。
これらの微生物がイヌやネコの体に入り込んで感染すると病気を引き起こします。
中には死に至る重大な病気も少なくありません。
15.腎臓病
腎臓の病気には年をとって腎臓の機能がおとろえるなど腎臓そのものに異常ある場合と腎臓は正常でも体のほかの部分が病気になったために腎臓が十分働かなくなるものがあります。
どちらも症状は進行していきます。
16.肺炎
ウイルスや細菌、寄生虫などの感染症が進むと肺と気管支に重い炎症を併発することがあります。
これが肺炎です。
ひどい発熱や呼吸困難で倒れることもあります。
17.歯周病
イヌやネコはもともと獲物を捕らえて食べる動物です。
獲物の肉や骨をかむことによって口内に食べかすがたまらない仕組みになっていました。
しかし現在、イヌやネコはやわらかい食べ物やペットフードを食べており、歯の病気にもかかりやすくなっています。
18.結膜炎
イヌやネコに多い目の病気で結膜に炎症ができることを結膜炎といいます。
原因は目を強くこする、目に毛が入るなどの物理的な刺激やシャンプーなどによる化学的な刺激そして細菌やウイルスの感染、アレルギーなどがあります。
19.中性脂肪(肥満)
イヌやネコが肥満になると中性脂肪が増えます。
肥満は病気とは言えないかもしれませんが病気の予備軍であることには違いありません。
20.動脈硬化
老化が進んで動脈の壁が硬くなり血液を送り出すためにより心臓に大きな力が必要となります。
そのため心臓が疲労します。
そのため心臓が正常な機能をはたせなくなります。
この状態を心不全といいます。
また心臓自身に酸素を送る冠状動脈が狭くなり心筋梗塞などを併発します。
21.食欲不振
かなり重い症状でもがまんして行動し、限界が来て動けなくなるとわずか2,3時間後には急死してしまうこともあります。
症状の原因がはっきりしていない場合が多いので飼い主は食欲不振や嘔吐、下痢などの消化器症状も含めて注意することが必要です。
家庭内で容易に改善できる場合以外は必ず動物病院に連れて行き獣医師に診てもらわなければなりません。
病気やケガは発見が早いほど治療の効果も高く回復も早く苦しみが少なくてすみます。
22.倦怠感
どこか体の調子が悪くなると、私たち人間と同じようにイヌやネコもその行動や表情にすぐ兆候があらわれます。
元気が良いときのように積極的に反応しない、あまり動こうとしない、散歩に連れ出しても下を向いて辛そうに歩く。
好きな食べ物を与えてもすぐに食べようとしないなどです。
23.免疫機能
動物の体には外から入ってくる細菌やウイルスなどを排除して自分の体を守ろうとする仕組みがそなわっています。
これを免疫反応といいます。
たとえば異物を飲み込んだりウイルスなどに感染すると炎症反応が起こります。
普通はこういった免疫反応は体にとって必要な作用です。
24.脊推
脊椎の病気は事故や先天性な原因で起こることが少なくありません。
これらは生育環境や肥満などが症状の悪化のきっかけになります。
一般的には各関節などで症状が出現します。
25.エイズ
猫エイズは、ネコ免疫不全ウィルスの感染によって引き起こされる、免疫機能の低下を特徴とし色々な症状を出してくる症候群的な病気です。
感染源は、すでに感染している猫達です。
この猫達と接触することで感染が成立します。
このウィルスは、感染力が弱いので粘膜の直接的な接触や汚染血液との接触等の直接的接触でうつります。
空気感染などはしません。
一番多いのは喧嘩によるものです。
26.子宮
子宮の病気には一般に子宮が細菌に感染して炎症を起こして子宮の内部にうみがたまる子宮蓄膿症が多いようです。
老年期には普通にみられます。
よほど病気が進行しない限り特に問題なく治療できます。
27.コレステロール
動物のコレステロールは脂質の一種で細胞の働きやホルモンの形成、脂肪の吸収になくてはならない役割をします。
しかし、肥満などでコレステロールが過剰になると血管の壁が厚くなり糖尿病や腎臓病、心臓病などになりやすくなります。
28.性器
メスでは中庸が多く交配や出産のときに細菌などに膣が感染することによって起こります。
また子宮の内膜が細菌に感染して起こる子宮内膜症が膣にまで広がったときにも膣炎になります。
オスではペニスをつつむほう皮が病原性の細菌に感染して炎症を起こし、ほう皮の先端からうみが出ます。
これをほう皮炎といいます。
29.骨粗しょう症
年とともに骨や関節もおとろえていきます。
骨は細く粗状になりもろく骨折しやすくなります。
筋肉の量が減り関節の動きもかたくなるので、固い床の上ではよく眠ることができません。
30.結石
結石症の原因は不明のことが多いのですが、そのひとつに尿路系の結石があります。
つまり腎臓などに結晶成分が沈着し蓄積すると砂状からしだいに硬い石に変化します。
ネコとイヌの種別や年齢、環境、食事、ストレスなど、たくさんの要因が挙げられます。
腎臓結石と尿道結石は人間のように激しい痛みなどは少なく、無症状のこともあるのです。
尿中に出血したり、尿道の感染症などで気がつくことが多い。
結石が膀胱に流れ落ちてしだいに大きな(数cm)膀胱結石を作ることがあります。
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