吠えぐせ
犬は本来、吠えるものです。
人が言葉を話すように、犬は吠えることで気持ちを伝えます。
正しく、子犬のメッセージを受け取れるかどうかで、リーダーしての資質が問われます。
子犬が吠えるのには、必ず理由があります。
「ムダ吠え」とはいいますが、子犬が吠えるのに「ムダ」なんて無いのです。
まずは、その理由を探してあげましょう。
要求
何かを欲しがっている、伝えたいことがある場合。
オモチャが欲しい、お腹が減った、おしっこがしたい、など。
反応
知らない人の気配、聞きなれない物音を感じた場合。
犬は、自分のテリトリーに近づくものを警戒する傾向があります。
習性によるものなので、よほど酷くない限り、目をつむってあげましょう。
不快
体調が悪い、お漏らししてしまったウンチを片づけてほしい、など。
どうしても我慢しきれず、漏らしてしまった場合などは、仕方がありません。
怒らないであげてください。
そして、犬は「ウソをつく動物」です。
体調が悪くても、平気な顔をしたりします。
そんな犬の「強がり」に、気付いてあげてください。
ストレス
「遊んで!」というお誘い、など。
犬もストレスが溜まります。
時々は、犬の気持ち重視で、遊んであげましょう。
叶えてあげられる要求、希望なら、なるべく、子犬が望むように、気持ちに寄り添ってあげましょう。
ただの我儘と感じる要求なら、きちんと叱って、我慢させることを覚えさせましょう。
これ以外の理由として、成長過程において、きちんとしつけがなされていなかった可能性、または、全くしつけそのものを受けていない可能性があります。
それらが原因の場合、単なる我儘、または自分(犬)がリーダーだと勘違いしていることもあるので、ただちに強制しなければなりません。
※成犬になってからの強制は、飼い主にとって危険が伴う場合があります。
自分で強制するのが不可能と感じたら、早めにプロに任せましょう。