社会勉強とお散歩
しつけの一番の基本は社会勉強をさせることです。
これが上手く出来ないと、成犬になってから吠える、噛む、攻撃的な性格になるなど、いわば「犬世界での社会不適合者」になってしまいます。
次にスキンシップです。
嫌がるのを無理に触るのはいけませんが、子犬は往々にして、好奇心旺盛で、人懐っこいものです。
それを上手に利用しながら、遊びの中で、「しつけ」を教えましょう。
子犬の「しつけ」は飼い主の責任です。
イタズラしても「犬が勝手にしたことだから。」では済みません!
犬を見れば飼い主が分かる、これは事実です・・・。
メリハリをつけた教え方で、素直で聞き分けのいい子犬に、しつけましょう。
家の中で活発に遊べるようになったら「お散歩デビュー」です。
子犬は4か月の間に、いろんな事を遊びながら吸収していきます。
2か月を過ぎて、ワクチン接種が済んでいれば、外に連れ出してお散歩させることが出来ます。
その間に、道路を走る車や、お散歩途中の犬同士の友達、いろんな人に、たくさん出会わせて、子犬の精神面を鍛えましょう。
家にばかり閉じこもっている子犬は、おどおどして怖がりな犬に育ってしまいます。
あまり怖がるようなら、最初は飼い主が、抱っこしてあげてください。
同時に、飼い主との「上下関係」も教えましょう。
犬は、群れを作る動物です。
飼い主が、自分のリーダーだと認めさせなければ、我儘になり、いずれ手の付けられない「困ったちゃん」になってしまいます。
子犬を抱き上げる、仰向けに寝転ばせお腹を出させる、犬の目線より上から見下ろす、など、飼い主が優勢だということを叱るのではなく、遊びの中で教えてあげて下さい。
そのような行為で、子犬は飼い主を「自分より強い者」=「リーダー」と認めることになります。
※お散歩の時間の目安は、小型犬なら20分程度で充分です。
多頭飼いしている子犬なら、家の中で遊んでいるだけでも、充分な運動量になるので、お散歩は日光浴程度で大丈夫です。