どんな子犬を飼うか
子犬を飼う時に、一番に重視する所はどこですか?
外見ですか?
顔ですか?
性格ですか?
一番に重要視して欲しいのは、「目的」です。
もちろん好みもあるでしょう。
ですが、このことも、頭に入れておいてほしいのです。
例えば、お年寄りの話相手に考えた場合。
小さくて餌代が掛からない犬種として、チワワを選ぶとしましょう。
なるほど、小さくて可愛くて明るい犬種です。
お年寄りの心をキュンキュンくすぐるでしょう。
でも、ちょっと待ってください!
チワワは確かに、小さくて可愛くて、餌代が掛かりません。
体が小さいので、散歩も、それほどの距離を必要としません。
でも・・・。
チワワという犬種は、意外に警戒心が強く、性格がキツいです。
お年寄りが何気なく伸ばした手に、驚いたチワワが、いきなり噛みつくなんていうことは珍しくはないのです。
そうなれば、面倒を見きれないと、処分する方向に話が進みませんか?
一時、チワワブームで、ペットショップがチワワでいっぱいになった時、似たような理由で、保健所がチワワで溢れかえった時期がありました。
これでは、「犬の十戒」が守れません。
同じように、子供の遊び相手に飼う犬なら?
プードルは、ふわふわで可愛くて子供たちの人気も高いですね。
でも・・・。
プードルはプライドが高く、ベタベタと触られることを嫌います。
子供が不用意にプードルの背中に触れたら?
執拗に何度も噛まれ、子供にケガをさせる恐れもあります。
ダックスフントなら?
比較的おとなしそうに見えますが、プードルもダックスフントも、元々は猟犬です。
気が弱くはないので、やはり同じような結果になるかもしれません。
さらに、ダックスフントは、独特の体系をしていますので、抱き方を間違えると、犬がケガをする可能性もあります。
犬を飼うには「目的に合わせたペット選び」が重要です。
ペットショップの店員さんと、よく相談してみるのがいいでしょう。