被災地のペットたち
注意!)ここからは、東日本大震災について触れていきます。
お心苦しい方は、どうぞ、読み飛ばして下さいますよう、お願い致します。
「大好きな人と、ずっと一緒だと信じていた、あの日までは・・・。」
2011年3月11日。
まだ記憶に新しい、記録的な大被害「東日本大震災」
亡くなった方々に、心よりご冥福をお祈りするとともに、被災された方、家族を亡くされた方々に、心からお悔やみを申し上げます。
あの日から、3年が過ぎたことになる。
残されたペットたちの「今」に焦点を当てて、考えてみたいと思います。
俗に言う「3・11」の大地震から、早くも3年が過ぎました。
いまだ、避難者として、仮設での暮らしを余儀なくされている方、家族を亡くされた方、被災された方、大切な人たちと離れ離れになってしまった方々、その痛みは、私などでは到底、想像も付きません。
その中には、大切にしていたペットを亡くされた方、離れ離れになってしまった方、また、生きていることは分かっているのに、被災地に残してきたままのペットを心配する方々も多いと思います。
お腹を空かせてやせ細り、崩れた瓦礫の上で震える猫。
被災地で、鎖に繋がれたまま、逃げることも出来ずにいる犬。
食べるものを欲しがり、必死に足元に纏わりつく小型犬。
飼い主と間違えてか、遠くから走りより、がっかりしたように、うなだれて背を向ける犬。
首輪が皮膚に食い込み、炎症を起こしている犬。
誰も居ない家を守るように、近づくものを警戒し続ける犬。
飼い主のものでしょうか、泥にまみれた衣服の上で、じっと動かずに座っている犬。
至るところに、無造作に放置された動物の死骸。
その横をあてもなく歩き続ける牛。
まさに、この世の地獄です・・・。
しかし、これが被災地の、「今」の現状です。
大好きな人と離ればなれになって、何が起きているのかも分からず、不安と孤独を抱えているのは、かつてのペットだった動物たちも同じです。
その中には、飼い主を失ってしまったペットたちも多数含まれています。
今、ボランティアの方々の協力で、被災地のペットたちの保護と生活支援を行っています。
被害者は、人間だけではありません!
その子たちが望むのはただ1つ・・・。
どうぞ、貴方の温かい手を差し伸べてあげてください。